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オール電化の導入の流れ

オール電化は家庭の消費エネルギーを削減するために採用するものでもありますから、導入にあたってはランニングコストが効果的に抑えるための施策を十分考慮する必要があります。そのひとつが住宅の性能の確保です。

オール電化の導入で注意していただきたい性能とは、断熱性能と気密性能の2つです。この2つの性能を数値化して客観的で分かりやすくしたものにQ値とC値があります。Q値とは熱損失係数のことで建物の内部と外気の温度が1度のときに建物の内部から外界へ逃げる熱量を床面積で除した数値で、値が小さいほど断熱性能が高いことになります。C値とは、相当隙間面積のことで床面積1㎡あたりの建物の相当隙間面積を気密測定で割出した数値です。C値も数値が小さいほど気密性が高いことになります。

断熱性と気密性が高いとなぜ消費エネルギーの削減に効果的かは何となくイメージ出来るでしょう。両性能が高いと少ない冷暖房エネルギーで快適な室温が保てます。逆に熱が逃げやすく、隙間が多い住宅ではいくら暖房設備の設定を高くしても適温が維持できないため、ずっと高温で暖房を稼働し続けなければなりません。これではせっかくオール電化設備を導入してもランニングコストが重くなってしまいます。新築ではもちろんですが、リフォーム・増改築であっても性能の確保を軽視してはいけません。

またオール電化の導入にあたっては、先に建物の間取りや断熱仕様などを確定させてからオール電化工事の見積をとるという順番で打ち合わせを進めていくのが普通です。この順番をとらずに、リフォームなどでは、設備機器の金額と取り付け工事の金額だけを一方的に提示してくる業者もいるようですが、こうした見積金額を承認してしまうとあとから不足工事が追加金額としていくらでも発生してきます。

オール電化の見積もりには一般的に、導入後のランニングコストのシミュレーションデーターもついてきます。つまり建物の間取りや立面計画も完成していて、使用される窓や断熱仕様なども確定させてからでなければ、そうしたデーターも作成することができず、そのまま計画を進めても、果たして省ランニングコストなオール電化住宅になるかどうかも確証がとれていないのと同じことになります。

工事契約を取り次ぎたいがために最低限の見積を提示してくる業者には十分注意しなければいけないでしょう。



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