オール電化以外にもガスを熱源とした高効率給湯器が注目を集めていますが、お得という点ではどちらを選択するのが良いか迷っている方も意外にいるようです。
結論から言いますと、オール電化のほうに軍配があがるという気がしています。ただしガスには、特に調理という面で電気に勝る良さがありますので一概にオール電化だけが良いとは言い切れない面もあるのは事実です。そのあたりも含めて両者をあらためて比較してみたいと思います。
まず比較の前に整理しておかなければいけないのが、ガスを熱源にしたシステムを導入しても暮らしの熱源をガスオンリーにまとめることは不可能ということです。たとえばガスエンジンで発電するエコウィルにしても、ガスから水素を取り出して発電するエネファームにしてもその発電量で家庭のすべての電力を賄うことはできません。したがってこれらの機器を採用するということはガス・電気併用という熱源スタイルになります。つまりオールガス住宅にはならないということを前提に両者を比較する必要があるのですね、
まずエコジョーズという発電機能がない高効率給湯機ですが、導入コストはエコキュートの3分の2程度で済みますが、ランニングコストは圧倒的にエコキュートに軍配が上がります。湯切れの心配がないエコジョーズですが、日中にお湯をつくることが出来るエコキュートも基本的に湯切れの心配はありません。
エコウィルはガスエンジンで発電し発電時の排熱でお湯をつくりますが、湯沸かしが完了すると発電がストップします。お湯の使用量が減る季節は発電量がどうしても限定的です。エネファームは最大でも家庭で使用する4割~6割程度の電力を賄うことができますが、350万円ほどの導入コストがかかります。それなのに耐用年数が8年邸度、メンテナンスを加えて行けば20年ほどもつのですが、その維持費を考えるとなかなか導入に踏み切れなくなるのではないでしょうか。
ただし料理が好きな方の中には、ガスオーブンやガスの火で調理出来るメリットをどうしても手放せない方もいるようです。この場合はオール電化にしながらも調理用の熱源にガス配管をすれば問題は解決します。多くの人にとって、まだオール電化のほうがメリットもたくさんあると言えるのではないでしょうか。
