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オール電化の費用について

オール電化住宅の費用は7,8年前とくらべると割安になっているのは確かです。これは、まだオール電化が今ほど普及していなかった当時は、オール電化を採用した場合、その頃の住宅の基本単価に、坪あたり1.5万円、蓄熱式電気暖房器による全室暖房も計画した場合は坪あたり4.5万円ほどの費用が余計にかかるというものだったのです。

ですから、オール電化仕様の住宅を建てることが出来る方は、建築にかけられる費用に余裕のある方に限られていました。今でもオール電化工事自体の費用はそれほど下がっているというわけではなく、オール電化住宅の費用が割安になったというのは、オール電化システム自体の費用が安くなったというより、新築工事自体の坪単価がかなり下がったことが大きいでしょう。オール電化リフォームが意外に高く感じるのはそのためだと言えるかも知れませんね。

オール電化工事は、温暖地で暖房をエアコンとするのであれば、給湯設備(電気温水器やエコキュートなど)とキッチン調理器をIHヒーターにするだけでもオール電化住宅になります。これがいちばん費用のかからないオール電化工事です。食洗機をつけたりキッチンやお風呂を新しくしたりなどの費用を含まなければ、IHの機種にもよりますが、60万~70万程度すむでしょう。

しかし暖房システムを蓄熱式電気暖房器などで全館暖房にすると、最低でもあと120万円から150万円ほどの費用がかかります。暖房方式や部屋数の多さにも金額は変わりますが、オール電化の費用の目安値として参考にしていただいても良いでしょう。

ただしオール電化にした場合の費用の目安をあまり固定的に見るのは危険です。オール電化システムは設備機器が年々新しくなっていますし、暖房方式もより省エネで快適な方法がどんどん実用化されていて、採用される暖房システムも少しずつ変化しているからです。

また住宅の高性能化がさらに進んで行くと寒冷地でもエアコン暖房で十分なケースも出てくるでしょう。そうなるとこれまで暖房システムにまわしていた費用を、建物の性能アップに配分できるようになっていきます。

オール電化機器はかなり多様化していますので、どんな電化スタイルを選択するかで費用も大きく変わってくると言うことを覚えておきましょう。